第二章 -運命-

6/55
前へ
/226ページ
次へ
メーヴェ海道 ここには綺麗な青い海、青い空が広がっていて釣りをするには最高な場所である。 「さて、どうするかナ?ただ単に釣りをするだけというのもどうかと思うシ」 ぶつぶつつぶやきながら歩いていると、魔獣が近づいて来ていた。 「最近、魔獣と出会う機会が増えてきたようナ?古代遺物で取り込んでるセピスの量が増えたからかナ?」 色々考えているうちに魔獣は、どんどん近づいて来ている。 「しょうがないからセピス融合してクオーツでも作ろうかナ」 そう言って武器を出そうとした時 「ジーク!!」 白いハヤブサが飛んできて魔獣を牽制し、その隙に女の人がライを守るように魔獣の前に立ち塞がった。 「大丈夫ですか!?」 声をかけたその少女は、紫色のショートヘアで、ジェニス王立学園の制服を着ていた。 彼女の名前は、クローゼ・リンツ。 クローゼはアーツを使って魔獣をあっさりと撃退した。 「助けて頂き、ありがとうございまス。僕の名前はライ・フローバニシュと言いまス」 「無事で良かったです。私はクローゼ・リンツと言います。 この辺りは魔獣が出て危険ですから一緒に近くの孤児院に行きませんか?」 (マーシア孤児院に行くということは、アップルパイが食べられるかモ) 「お願いしまス。クローゼさン」 アップルパイ食べたさにライはクローゼと共にマーシア孤児院に行くことにした。
/226ページ

最初のコメントを投稿しよう!

173人が本棚に入れています
本棚に追加