第二章 -運命-

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マーシア孤児院 テレサ院長と4人の子どもが暮らしている孤児院である。辺りはハーブで包まれている。 「素敵なハーブ園ですネ」 「ふふっ、テレサ先生という方が育てていらっしゃるんですよ」 何気ない会話をしながら、孤児院の中に入った。 「あら、クローゼいらっしゃい」 「こんにちはテレサ先生」 「あら?その子は?」 「初めましてテレサ先生!僕はライ・フローバニシュと言いまス。魔獣に襲われそうだったところをクローゼさんに助けてもらいましタ」 「さすがに1人にするのは危ないと思いましたので」 「そうだったの。よかったらお茶でも飲んでいって」 「あっ、私アップルパイ作ってきますね」 「ええッ!?いいんですカ!?」 「いいのよ。ゆっくりしていって」 それなら遠慮なくとライは頂くことにした (あれ?何か忘れているようナ?) それから少し後に気づくことになった。
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