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「さて、これからどうすればいいんですか?」
「えっ!?どうするってそりゃあ転生しかないだろう」
何か急に軽くなったな
そう思いつつ話を続けた。
「転生ってゲームにも出ているあの転生ですか?」
「そうだ、その転生だ」
(随分あっさり言ったがかなり凄いな)
「そう言えば一応神だったっけ?」
「…そこは声に出すなよ。
本当ならばこちらで転生場所を決めるのだが、仮にも人を救ったからな希望する世界に転生させてやろう」
仮にもという言い方は勘に障るがまあいいだろう。
「なら、僕の記憶の中にあるゲームの世界に転生してくれませんか」
「お前、そんな所でいいのか?」
「希望する世界って言いましたからね。神ならゲームの世界にも行けるんじゃないかと思いまして」
「まあ、確かに行けるが本当にいいんだな」
「はい!」
少年は力強く頷いた
「では、お前がプレイしたゲームの中から勝手に決めさせてもらおう」
「神様」
「なんだ?」
「ありがとうございます」
「ふんっ!!当然の事をしているだけだ。決してお前のためではない!」
(ツンデレかよ)
そんなことを思っている内に転生準備が出来たようだ
「とりあえず8歳ぐらいになるまでは色々あってお前の自我は目覚めないが、それまでは私が神の加護で何とかしておこう」
「分かりました」
「では、転生させるぞ」
そうして僕の意識は途切れた。
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