序章 -目覚め-

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目が覚めた時に映った光景は、何かの実験施設のように見えた。 「目が覚めたか」 何処からか声がした。 誰だったっけ? 「私だ、神だ」 少しずつ思いだしてきた。確か真っ白な部屋にいて、神とか名乗ってる胡散臭い男にゲームの世界に転生させてやるとか言われたんだった。 「おい、言っておくがその台詞全部聞こえているからな」 (えっ!?それってプライバシーの侵害じゃない!?) (まあそれはいいとして、ここは何処の世界で僕の人物設定はどんな感じですか?) 「そうだな、あまり時間も無いしさっさと話すとしよう」 「まずは、この世界についてだが…」 (勿体ぶらずに早く教えてくださいよ) 「空の軌跡の世界だ」 (えっ!?) 「どうした?ゲーム世界に転生しろと言ったのはお前だぞ」 (いや、神様のことだからてっきりもっと単純にド○クエとかにするかと思ったので) 「お前は、私のことを何だと思っているのだ…」
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