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元巨人であったディスは知っていた。
妖精の丘に住み、人間達を近寄らせないよう番犬をするクー・シーの存在を。
伝説とされるクー・シーの牙が今自分の目の前にある。
ディスの頭の中はもうめちゃくちゃになっていた。
今日一日、考え込むことばかりが続いていたからだ。
疲れきったディスは暖炉のそばのベットに倒れ込んだ。
それを見てウィンリスは真似して隣にあるもうひとつのベットに倒れこむ。
そして、二人はそのまま眠りについた。
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