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ただ一心に転がり続ける淋しさは何処の奥にも属さない感情。
憂鬱みたいに浮かぶ雲。
形は変わるが気分は変わらず少しずつ消えてしまう。
そんな空を数え切れない憂鬱が隠せば形になった雨が地に落ちる。
いちいち音を出して崩れるから尚更なんだ。
壊れてしまった故に行き場所も失う。
繋いだ首輪が邪魔なのか。
首輪にとって俺が邪魔なのか。
真っ白の気持ちがないから純粋に答えが見つからない。
何時の日も同じ場所に立ち続ける外灯に群がる虫の羽音を聞いて「無駄に生きるとは与えられた餌に騙されて栄養満点に育てられた家畜と同じ」と呟く結果。
もしもあの日の気持ちと取り換えられるなら黄ばんだコレと換えてしまえ。
歪んで掠れた無能の先。
見つめ直して直結する闇。
どうせ汚れてしまうから今を塗り潰せ。
とにかく汚い色だけ混ぜてグチャグチャにドロドロに。
何度も何度も重ねてしまえ。
緩やかな音楽でも聴きながら狂ったみたいに塗り潰せ。
何時か誰かと同じになれるさ。
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