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「…あんたの…いや愛深ちゃんのお母さんはね…、とっても優しいコだったんだよ…。昔からね。…地味で目立たないコだったねぇ…。」       「…」       「中学を卒業して…高校に入った頃かな…。…木村さん…だったっけ?彼と会う前の愛深ちゃんみたいな顔付きになっていったんだよ…。         それはアイツのせいだって…女親のアタシはすぐに気付いたんだ。アイツってゆうのは…その…     つまり       あんたの父親…」     …えっ!?…        私の両親については今まで一言も話さなかったのに…なんで?      そんな気持ちは無視しておばあちゃんは話続ける…。       「…あんたの父親ね、まだ生きてるよ。」     …!?…     「…今はね…」         
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