一階の踊場
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「ほいほい、あ……でも一つだけ違うのあるよね」 「違うのって?」 俺は数段上から見た。親指を階段にぶつけないように器用に登っているようだった。 「信憑性の話。一つだけ嘘っぽいの」 「全部嘘っぽいと俺は思う」 「夢がないなー、よしっ登った!」 由佳は両手を広げて一階の階段踊場に立った。
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