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「ったく、どんなドジしたか知らないけど。お前そんなんで行けるのかよ」
「あれ?今日どっか行く予定あったっけ?」
俺は再度頭を叩いた。
「言い出しっぺが忘れんな。昨日メールで心霊スポットに行こうって誘っただろ」
由佳はさも今思い出したかのようにいきなり立ち上がった。
「そうだった!」
「お、おう……」
「行こう!」
「おぉ」
早速、下駄箱のロッカーからローファーを取り出し始めて、はやくはやくと俺を急かす。
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