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「肩貸すか?」
「踵で歩けばへーき」
ぺたぺたと足音を鳴らしながら由佳は俺の隣を歩く。
「……つーか、今更聞くけどなんで心霊スポットなんかに行くんだよ」
「今更聞きますかー」
「ああ、聞く。なんで?」
「メールでも言ったようにさ。最近そういうの流行ってんじゃん?」
「まあなー」
最初はなんの話だっただろうか……ああ、高速道の下のトンネルで若い女性の霊がでたとかだった気がする。そして、それをきっかけに次々とそういう話が流行っていった。
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