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ケータイを探しながら下を向いて歩いていると、いつの間にかファミマまで来ていた。
カイ:「……ここに無かったら…」
期待と不安を抱きながらファミマへ入って行く…。
リュウ:「カイ、今ファミマに入ったよ」
ゴウ:「ふぉうは(そうか)」
サンドイッチを口に突っ込みながら答えるゴウ
リュウ:「…やっぱり心配だよ」
窓の外をみながら言う、リュウの部屋からはファミマまでを一望できる。
ゴウ:「ふぇいふぃふぁっふぇ(平気だって)」
サンドイッチを口に突っ込みながら答えるゴウ
リュウ:「!!!」
ゴウ:「なんだ?」
リュウ:「あれ!」
外を見るとファミマに向かってお巡りさんが歩いていく
ゴウ:「警察か?」
リュウ:「あれホームレスを殺したお巡りさんだよ」
ゴウ:「!」
リュウ:「カイも殺しかねない…」
ゴウ:「警察がファミマに行かなきゃ平気だ」
二人で窓から警察を見つめながらファミマに行かないことを祈る。
リュウ:「………」
ゴウ:「………」
明らかにファミマへ向かっている警察。
ゴウ:「リュウ、武器は何がある?」
リュウ:「カイがバットとメリケン持ってったから…包丁かな」
ゴウ:「包丁2本あるか?」
リュウ:「あるよ」
ゴウ:「よし、持ってきてくれ」
リュウ:「あい」
台所から包丁を2本持ってくる。
リュウ:「持ってきた」
ゴウ:「1本くれ」
ゴウに包丁を1本渡す
ゴウ:「よし、行くぞ」
リュウ:「え?」
ゴウ:「カイを助けに」
リュウ:「お巡りさんを殺すの?」
ゴウ:「最悪の場合は…な…」
リュウ:「………わかった、カイの為だ」
二人は外へ出ていく…。
只今、午後3:32…
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