「記憶」

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廊下から、足音が聞こえた。 数は、十数人と見積もったところか… ダンッ! ドアが勢い良く開けられた。 予想どあり、十数人の人が入ってきた。 その中にやけに気配が鋭い人が二人いた。一人は、驚くことに女性。 しかも、美人。 もう一人は、長身で大柄な男だった。目は鋭く、たくましい腕。 そして、腰にはポン刀…日本刀があった。 その刀自体が殺気を放っているようにも見えた。 そして、男が息を吸ってから相手を威圧するような口調で言った。 宗一郎「私の名は高城宗一郎。貴様に聞きたいことがありここに来た! 話を聞かせてくれないかな?吉田君…」 美香「待ってください!吉田は今、目覚めたばかりで!…」 俺は、美香を手で制した。
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