「記憶」

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吉田「分かりました…お話します…」 美香「吉田!」 吉田「いいんだ…みんなにも話さないといけないと思うんだ。その代わりに宗一郎さんとそこの女性の後ろの人たちは出て行ってもらいたい…」 それを聞いて、後ろの人たちは 「あぁ!舐めてんのか!?」 「調子こんでんじゃねえよ!餓鬼が!」 と、罵声が吐かれた。 吉田「出て行ってもらいたい」 俺は、昔の眼で彼らを見た。 そう、兵士だった頃の眼を… その、眼を見た彼らは足がすくんでいた。 そして、何も言わずに彼らは部屋から出て行った。 宗一郎「ほう…それ程の殺気とはな…お主ただの中坊ではないな」 その台詞に皆は俺の方を向いた。 そして、俺の次の一言を待っていた。
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