2章~生き残り達~

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~職員室の中~ 吉田「よっこらしょっと。」 俺たちは扉をいろんなもので塞いだ。 美香「吉田、鍵はどうするの?」 堀内「林のはどうだ?あの人スポーツカー持ってなかったか?」 かんた「全員乗れるのか?」 吉田「うっ、そういえば…」 堀内「部活遠征用のミニバスはどうだ?壁に鍵があるから…」 吉田「よし!それにしよう!」 美香「決めたのは、いいけど…誰が運転するの?」 吉田「俺が運転するよ。」 美香「吉田?免許もってたっけ?」 吉田「いいや。持ってないけど?なんで?」 美香「いや、その大丈夫なの?」 堀内「大丈夫だ!吉田はけっこうなんでもできるから!機械系は得意だもんな!」 かんた「ああ!吉田は戦闘機のパイロット適性もあるんだ!」 女子達が驚いて、 「本当?」 吉田「ああ、いちよう戦車のシミレーションもやったこともある」 堀内「おいおい!俺らも聞いたことないぞ!」 かんた「とりあえず、吉田が運転手でいいな…神山どうした?」 いつのまにか、美香はテレビを見ていた。 美香「なによ…これ…」 俺は、リモコンで音量を大きくした。聞こえてきたのはとんでもない内容だった。 「全国各地で頻発する暴動にたいし、政府は緊急対策の検討にはいりました。しかし、自衛隊の治安出動については、与野党を…」 吉田「暴動って、なんだよ!暴動って!」 キャスターが話してる最中に俺は怒鳴った。堀内がチャンネルを変えると次はアナウンサーが何処かにいるチャンネルになった。 「すでに、埼玉県内の被害は1万名を超えたとのみかたもありまさす。知事により、非常事態宣言が…バン! ?はっ、発砲です! ついに、警察が発砲を開始しました。いったい、なにに…パン!パン!きゃぁぁぁぁぁ!いや!なに!うわぁぁぁぁ!助けて助けて うわぁぁぁぁうわぁぁぁぁ…」 アナウンサーの断末魔のあとテレビは砂あらしの画像になった。 俺たちはまだ知らなかったんだ。 この世が、終わっていることが…
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