1章~終わりの始まり~

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「ただいま、110当番通報が集中して回線が混み合っています。そのままお待ちになるか、もう一度お掛け直しください。」 美香「ねぇ、こんなことって、あるの?」 今井「あっ、ああ吉田の言ってたことは事実だったんだ。」 吉田「なんだよ、信じてなかったのかよ?」 美香「そりゃあそうだわ。だって、突然、人が人に襲いはじめるなんて信じられるの、吉田は?」 今井「いまは、落ち着け。とりあえず武器をとろう。どちらにしろ、武器がなきゃ戦えないだろ?」 俺は、金属バットを。美香は槍術部だから、長い棒を折って槍に。 今井は、護身用にいつも持っていスタンガンを。各自武器を確認したときに校内放送が流れた。
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