その一年後。

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広場から出て、現在最上階フロア。 この学園は結構森林に囲まれているからか、空気も景色も綺麗。 生前の喘息やらも引き継いで生まれ変わったらしい僕にとっては優しい環境だった。 ク「ところでリズム。」 リ「ん?なに?」 ク「リズムは、ログハウスとここの寮、どっちがいい?」 なんで突然・・・ ク「いや・・・その、僕が仕事しなくて、ミカエルが激怒して・・・帰ってこいと。」 あぁ、なるほど。 リ「逝ってらっしゃ「ねぇもっと寂しいとかそういう感情は「クアロさんとリズム君。廊下で騒がずに中で騒いでください。」 うん・・・ 色々被さってて、結局最後の男の人しか言葉が成立してないっていう・・・ なにこの言葉の三段重ね。 せっかくクアロに見送りの言葉を送ろうと思ったのに← でも確かに廊下で騒いでると数人の生徒がこちらをチラチラ見てくるため、男の人が招いている部屋に入った。 ア「紅茶、入れますね。」 そういって奥の部屋に入っていった男の人を見届けたあと、クアロが座ったソファーの隣に座る。 ここは・・・理事室かな。 石でできたデスクトップには、『理事長 アーク・クァロック』というネームプ・・・ クァロック?! リ「クアロクアロ!」 モデル俳優とはいえ、どんなに大物でも慌てないかといったらそうではない。 とはいっても驚き<好奇心だけどね。 ク「ん?あぁ、理事長ね。ここは王家の三男、アークが理事長なんだ。僕との交流も結構ある。」 なるほど・・・だから僕のことも、クアロのことも知ってるんだね。 ア「さて。今日は入学手続きをするんでしたね。リズム君の在籍・年齢・魔力・属性を教えてください。」 その言葉に、クアロがピキ、と固まった。 ク「えっと・・・」 そして次に僕を見る。何をそんなに戸惑うんだろ? もういい。僕が言おう。 何をそんな戸惑うことがあるんだろ? リ「僕はリズム・ダークレットです。年齢は推定6歳。誕生日は知りません。魔力・属性は皆無です。」
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