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ア「部屋が空いたので。」
リ「そんな爽やかに決めないで下さい。」
何も言えなくなるじゃないですか。
・・・いろんな意味で。
ク「じゃあリズム、学園生活・・・9年間?頑張ってね☆」
そういって笑顔でヒラヒラと手を振ってくるクアロ。
・・・。
リ「なんかみんなが僕を・・・いいよ。いざとなればどんな窮地に陥っても嘲笑ってさらに突き落として踏みつけてや「「ごめんなさい。」」・・・嘘だよ。」
お願いだから神様と理事長(王家の人)で土下座をしないで。
まぁ、つまりは・・・
リ「僕は寮で生活すればいいんでしょう?その代わり、クアロと理事長。」
ク「ん?」ア「何ですか?」
リ「余計な世話焼きは要りません。所詮僕は落ちこぼれです。そこに神様やら理事長やらが関わってしまうとどんな仕打ちがあるかわかりませんから。」
そう言うと、理事長は目を見開いたものの、ふっと顔を綻ばせ、目を細めた。
ア「分かりました。でも、スタート地点はどうしても手厚くなってしまいました。・・・構いませんか?」
リ「はい。寧ろ、既に手配してくださった部分には感謝してます。・・・じゃあ、今日からということはもうすぐHRですよね。もう行きます。」
ア「教室はどこかわかるかもしれませんが、先生がどこかにいる筈です。置いていかないで上げて下さいね?」
リ「はーi「待って!」・・・なに?」
ク「一応呼んだらすぐいくから、どうしても分からないことがあったら呼んで。あ、あと、お金は送ってあげるから、心配しないで。それから・・・何でもないごめん。気をつけて。」
リ「はいはい。じゃあ、失礼しました。クアロ、理事長、またね!」
そういって笑いながら手を振って、僕は教室へと向かった。
ク「大丈夫かな・・・襲われたりして。」
ア「さぁ・・・?起こりゆる事ですけど。」
ク「アーク、君はなぜそんなに笑顔なの?」
なんていう会話がされていたことなど、知るよしもなく・・・
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