君が好き

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ジリリリリリリリリリっ ビクッ 「……なんだ、夢か」 目覚ましの音で夢の中から現実に引き戻された また、この夢かよ 最近はよく見るな まあ、いろいろ限界なんだろう どこか他人事のように思い、俺、桐谷 銀二-キリタニ ギンジ- は怠い体をベットから起こす 「はあ、…メシ」 正直だるいし、眠いし、起きたくない でも、もう起きなくては学校に遅刻してしまう 朝飯抜いたりなんかしたら午前中もたないし、授業中にハラなったりしたら、ハズすぎる。 休もうかなー、いやでも学校行けばあの人に会えるよなー、あれ何この乙女思考キモっ、とかもんもんと考えてたら既に10分以上たっていた 「はあ、…行くか」 結局、会いたい気持ちが勝った 好きなやつに会いたくて学校行くとか、どこまで乙女なの、俺って。 ため息をつきながら洗面所にむかった。
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