君が好き

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「銀、俺もう行くから」 時計を見れば7時過ぎ 秋がこんなに早くに出るなんて珍しい 「なに、なんかあんの?」 朝飯をもしゃもしゃ食べながら聞くと、 「夜弘-ヤヒロ-に寝起きドッキリ仕掛けに行く」 と、悪びれもなく答えた 夜弘っていう人は秋の恋人で、名前の通り、男 しかも、俺の先輩 俺は風紀委員で夜弘先輩は風紀委員長 秋は元風紀委員長だった なんか、いろいろと複雑だ 俺は秋と3つ違いで、ちょうど入れ替わりで入学したからよく知らないけど、秋が3年のとき、夜弘先輩が1年だったから、そんときいろいろあったんだろう 俺が通っている学校はちょっと変わったやつが集まる学校だ 秋や夜弘先輩みたいな、ようするにホモ、言い換えれば同性愛者が多く集まる 7割がホモ、2割がバイ、残りはノンケという、なんともそっち系のやつらにとってはありがたい学校だ 俺は元々ノンケだったが、秋がいってたからなんとなくココに入学した。 ちなみに秋は高校はいるまえからバイ 「つーかさ、寝起きドッキリ仕掛けに行くなら、もう時間的に遅くね?夜弘先輩絶対起きてるって」 「起きてても起きてなくても、ヤれればそれでいい」 最低だ 結局テメーがヤりたかっただけかよ 朝っぱらから盛やがって 「あの人いなかったら風紀大変なんだ。ほどほどにしとけよ。」 風紀委員長を遅刻させるって、元風紀委員長としてどーなの 「じゃ、いってくるわ」 「おー、腰たたなくなるまでヤんなよー」 「えー」 えーって。 コイツ俺の話聞いてたの? ま、いいけどさ
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