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秋を見送って朝飯の続きを食べる
夜弘先輩に後でメールでもしとこうかな
秋ヤるき満々だったし、今日学校来れないかもね
「ごちそーさま」
まあ、メールは先輩が来なかった時でいいか
朝飯を食べ終わり、髪を整えにもう一度洗面所にむかう
鏡の前でいつも通りワックスで軽く整える
あんまりガッチガチにすんの好きじゃないんだよな
かといってやんないとなんか地味だし
あーあ、いろいろと秋にばっかもってかれすぎだろ
ちょっとくらい俺にくれたっていいじゃんかよ
軽くセットするだけだから、5分もかからずに終わった
おかしいところはないかもう一度確認
金髪のいつもどおり見慣れた頭が鏡に映る
俺が髪を染めたのは中二のとき
なんとなくノリで染めてみて、結構気に入ったからそのままにしてある
銀二という名前と対にして金髪にした
なんか、カッコイイかなーっとか思って
そしたら親とか秋が見て口をそろえて、なんで銀色にしなかったんだ、といわれた。
ちくしょう
わざとだっての
…やなことを思い出してしまった
あー、もうこんなこと考えんの止め
さっさと準備して早く学校いこ
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