序章

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一瞬先生に見つかりそうになり 慌てて手紙を机の中に隠し 教科書をあべこべに開いた。 先生が通り過ぎ 机の中から手紙を出した。 手紙の中が気になり開けようとする。 すると 「バッ」 いきなり誰かが手を掴んできた 驚いて手の持ち主を見ると… 「中萌…」 「覗きは犯罪だよ♪」 手の持ち主は中島 萌だった。 中島 萌は皆から中萌と呼ばれていた 中萌は上級生で 優しく可愛いらしい顔つきをしている。 ←別に中萌を女としてみていない いやマジで!! 中萌は小学校二年からの転校生だ。 家が近いから仲はいい方だ。 中萌は母親のようにうるさい!! 「課題はしてきたか?」 「時間割は書いたか?」 「朝飯は食べてきたか?」等とうるさい 中萌に手紙を渡しますよと 呆れ顔でアピールした 「ハイハイ分かりましたよクソ中萌様」 「今なんて?」 「……なんでも」 中萌は正直怖い… いや恐い… 俺は手紙を後ろにまわした。 「女帝が!!…」 俺は小声で言った。
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