日常は簡単に崩れ去る。

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そのたびにこの騒ぎ……自重しろよ……近所迷惑もいいところだよ、壁ドンするぞ。 今の俺は、親が残してくれた財産とアルバイトをしてなんとか生活している。 あと、主人公の写真を売ったりとか……な 時計を見ると現在7時25分を指していた 「まだはやいな……でもあいつと鉢合わせしないように早めにいくか」 そう思い、履きなれたローファーを履き、玄関を出ると 「あ……おはよぉ!秀!一緒に学校いこ!」 主人公が丁度よく部屋から出てきたところだった。 どうしてこうなった… まだ言ってなかったが俺の名前は早川秀、身長172cmで自他ともに認めるフツメンだ。 ごく一般的な日本人みたいな顔をしている。あと、第一印象は影が薄いってよく言われる。 主人公のせいで、ケンカはそこそこ強いはず、ナンパされている女の子を勝てもしないのに助けに行くが、結局は俺が、不良どもを倒して、助けた女の子は主人公に一目惚れとか… 俺もリア充がしたい……まぁ、ビッチとはしたくないが。 「おはよぅ秀、なに固まってんの?」 「あ、いや、忘れ物したからサキイッテテイイヨ」 後半が片言になっていたが、鈍感スキルを持っているあいつには分かるまい。 「いや、待ってるよ!」 そこは素直に先に行けよ!隣に抱き着いてる義妹も先に行きたがってるぞ! 「いや、ほんと先行ってていいから、あとから追いつくから、またあとで」 と無理やり会話を中断、遅刻覚悟で部屋に閉じこもる。
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