リア充なう！

入学式とは眠いもの

「一緒に教室に向かおっ！」

清ちゃんの誘いに、私と竜弥君はのった。

教室は２階で、机は新しく、黒板には、『入学おめでとう！』と書いてあった。

「ってか、こころちゃん、ちっちゃいねぇ～」
「確かに」

清ちゃんと竜弥君が、私を見下ろしながら言う。

確かに、そうなのだ。
私の小学校卒業時、家で計った身長は・・・

「むぅー・・１３７ｃｍでっすよー、どーせ」

１４０ｃｍにも満ていないのである。

「私１４６ｃｍ・・・」
「僕１５０ｃｍあるよ」

そんなことを言われ、少しショックを受けながら、私達は雑談をしていた。