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翌日
あのまた会えるねって一体、、、
『何ボーッとしてんだよ』
『有天(ゆちょん)』
『瑜乃(ゆの)らしくないな~恋の悩みか?』
瑜乃『馬鹿、ちげーよ』
有天『何だ、つまんね~』
瑜乃『ってか、普通科のお前が特進クラスに何の用だよ』
有天『え~?そりゃ愛しい鹿ちゃんに会いに来たんだよ』
『来なくて結構です』
瑜乃『おぉ、おはよう。張民(ちゃんみん)』
張民『全く、よく毎日これますね』
有天『そりゃ、毎朝会うのが楽しみだからね~?』
この桜高校は特進科と普通科に別れている
俺と張民は特進科
有天ともう一人
バタバタ、、、
張民『ほら、迎えが来ましたよ』
瑜乃『来たな』
バーン!
扉を行き良いよく開けたのは
『もー!有天時間だよ!!』
有天『んなに、きゃんきゃん吠えるなよ俊秀』
俊秀『じゃあ毎回迎えにこさせないでよ!』
両手を腰に当てて
怒ってる様子だが他の生徒は微笑ましく見てるだけ
この様子は毎日起こってる
張民『ほら、時間ですから帰って下さい』
有天『えー、』
張民『僕のいう事が聞けないんですか?』
張民は黒いオーラを放ちながら
笑顔で言う
有天『い、いえ』
相変わらずだなぁ
俊秀『ありがと、張民!ほら行くよ』
有天『また後でくるから~』
有天は俊秀に引っ張られながら
クラスに戻って行った
瑜乃『大変だなぁ、毎朝』
頬杖をしながら、
張民を見る
張民『いつものことじゃないですか』
張民は隣の席
ため息を尽きながら席に座る
張民『そう言えば今日は転校生がくるらしいですよ』
瑜乃『特進科に?珍しいな』
うちの高校は特進科と普通科を好きに選べる
大抵の転校生は普通科を選ぶ
張民『真面目なんですよ。きっと』
ガラ
『席に着いてるな~今日はホームルームの前に転校生を紹介する
入れ~』
転校生が入った途端、
クラスがざわめいたのと同時に
俺は空いた口が塞がらなかった
教壇に立っていたのは
あの桜の木で会った人だった
『英雄在中です。宜しくね』
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