白雪姫

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部屋に入ると 「白雪姫!!今日も一段と綺麗だ…今夜、俺様と一緒に寝ないか?」 ほら、こんな風に口説いてくる王子がすごく面白くて だから、毎日が飽きないんだ。 「いつも、一緒に寝てるよ?今日も、色んな話しようね?」 ニコッっと笑うと王子は頬を少し赤くして照れくさそうにクシャッっと笑う…そんな、王子にドキッっとしたのは秘密… 格好いいから、何しても似合ってしまうから羨ましい… 僕も、そんな風になりたいなぁ… 僕が、考えこんでいたら… 「白、いつになったら俺様の物になるんだ…?」 「どしたの?いきなり……なんか、らしくないよ?」 いきなり、らしくない事を言われ戸惑いを隠せない… 「俺様は、白が好きだ… もちもん、恋愛感情で白が男だろうと関係ない…だから……」 最後らへんは、イマイチ聞こえなかった。 「王子、僕は「コン、コン」 返事を返そうとした矢先に執事さんが部屋に入ってきた。 「お取り込み中、申し訳ありません。白雪姫様にお電話が…」 ………白雪姫様?? いつもなら、白様と呼ぶはず… なんで、白雪姫様なんだろ…? ………!!!!もしかして… 「白にか!?魔女からの電話かもしれないな…よしっ、俺様が「その、必要はないよ!!!」へっ!?」 王子が、間抜けな声を出した。 久しぶりに、聞いた。
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