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「可哀想な俊介。朱里と付き合ってる時、いつも私と優に相談してくるのよ…「今日も朱里がワザと転んで俺に甘えてきた」とか、「無関係の人のせいにして、朱里は甘えてきた」とかね…それだけじゃないのよ。朱里、アンタ俊介の大事な時計…壊したみたいね」
「はっ?!壊してないわ!あれはクラスの奴等がしたことよ」
「クラス?笑わせるわ。俊介はみんなに愛されているのよ?それに時計を渡したのは朱里だけなの。クラスの奴等が壊したって、そんな証拠あんの?」
真琴……
友達なのに…
「私達当分、アンタには近づかないし話しもしない。少し変わったら? 誰にも嫌われないようにね…」
「じゃあねブリッ子」と真琴に言われると、私はその場に座り込んだ。
真琴…
「調子のってんじゃないわよ」
私がブリッ子な訳ないじゃない。
自分勝手な訳ないじゃない!
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