勇者 語る

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宴の場 勇者「うめえうめえうめえ」ガツガツガツガツ 姫様「まあ、勇者様は健啖ですのね」 勇者「この商売、食えるときに食っとかないとねー」ガツガツガツ 姫様「勇者様、こちらの品も美味しゅうございますわよ」 勇者「へー。どれどれ……お、ほんとだうめえ」ガツガツガツ 姫様「あらあら。お食事は逃げませんわよ?」 勇者「……んなこたねえよ」 姫様「え?」 勇者「…………」ガツガツガツガツ 王様「おお、こちらにいらっしゃったか勇者どの。おや? 姫もこちらにいたか」 姫様「はいお父様。勇者様ったら、わたくしとのお話よりも、お食事のほうが楽しいようで。まさか豚の丸焼きに嫉妬するとは思いもしませんでしたわ」 王様「はっはっは。きっと勇者様も照れているのだよ。姫の美しさに」 姫様「まあ。そうなんですの勇者様?」 勇者「あー、そうっすね。そうだと思いますはい」ガツガツガツ
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