執行部誕生編~生徒会への加入とその経緯についての考察~

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「まぁ、優しい僕様は教えてあげるのです。ざっと20人。その程度。黒田くんが頑張ってくれてる成果だね。てことだよ」 意外とここも固定層は少ない。無党派をどこまで引き込めるかだけど、そんなに心配しなくても大丈夫な気がしてきたぞ。 「ありがとうございます。それでは頑張ってくださいね」 ころころ変わる一人称。 飄々とした態度。僕の嫌いなタイプだ。その場から一刻も早く立ち去りたかった。 浅井さんに、いきますよ、と促して竹中くんから離れていく。 「不思議な人でしたね。なんか掴めないーって感じの」 浅井さんはそう言う。確かにそのとうり。なんだかすごく疲れた。 「彼、多分相当性格悪いですよ」 なんとなく根拠と自信があった。あれは性格悪い。 今はまた一階にきている。自動販売機を見つけた。 「浅井さん、喉乾いてません?なんか買いましょうよ」 と自販機の前へ。ドクペが置いてある数少ない自販機で僕は愛用している。 財布をポケットからとりだし中を開く 「は?」 目を疑いました。ええ、疑いましたとも。朝は確かに3000円あったのがいまは紙切れ一枚だけだったんですか。 紙切れを取り出して見てみると。 『取材費として頂戴しました!悪く思わないでね革命家さん 竹中』 と。そう。書いて。いたんです。 僕はため息をついて、浅井さんに、やっぱジュースは無しで、と言ってまた候補者探しに出た
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