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「あら、そうでしたわね。ごめんなさい。まだ私の名前を知らない庶民がいたとはね。3年Cクラス。織田麗華よ。」
「2年Aクラス出席番号1番浅井市夜」
「ふふっ。下品な名前ですこと。浅井さん?あなた誰に喧嘩売ったか分かってますか?」
「知りませんよ!この変態○○○○女!」
これはまずい。彼女ぜったい熱くなりすぎてるよ!周りのみんなドンびいてるよ。
「あら。なるほど。こんな悪い子にはしつけが必要ね!」
織田さんが手を振り上げるのが分かった。とたんに僕は彼女の前へ。自然と体が動いていた……
そして、僕は綺麗なはり手打ちを喰らいその場所から離れた所まですっ飛ばされた。
「ちょ!さな君!なにしてるんですか!」
浅井さんが駆け寄ってくる。今にも泣きそうな目をして僕を見ている。
「うふふ。女性を守る紳士な男のつもりですか?だったらその不快な口を閉じさせるようにちゃんと教育しときなさいよ。このダメ人間」
ああ、僕に言われたのか。今の悪口は僕への言葉か。そうか。ダメ人間ねぇ。
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