執行部誕生編~生徒会への加入とその経緯についての考察~

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感覚的にはA~Dクラスから立候補者1人ずつって感じだな。全員の名前を確認した僕はそう思うと同時に一種の不安を覚えた。 名前が大きすぎる。 いや、別に印刷の大きさじゃなくってその人の有名度みたいなものが大きい。 特に3年Dクラス、伊達先輩とBクラスの足利先輩は学校と言うものにまるで関心の無かった僕でも知っている名前だった。他の人達も恐らく有名な人だろう。名前は聞いたことある人がほとんどだ。でもなにしてる人なのかは知らないけど。 さて。まずは誰に行きあたるのか楽しみだ。 え?誰の所に行くのか決めないのかって?当り前じゃないか。どこにだれがいるかなんてわからないだろう?ストーカーでも無い僕が分かる訳ないじゃんか。 「どうしたんですか?さっきからぶつぶつ呟いて?誰に話しかけてますか?」 「え?い、いや別に何にも言ってないよ!あははは」 「?……そうですか……」 心の声が外に出てたみたいですね。まあ、この際どうでもいいことだ。 「さて行きましょうか。学校中回って選挙活動してたら話を聞いて敵を知る!まずは……無難に玄関とか回ってみますか!」 「はい!」 図書室を後にする僕ら。さて、敵が自らファーストコンタクトを取りに来たら相手はどう出るのか楽しみだ。
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