愛しきみえ

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18歳の時に、「劇団朝焼け」のバイトスタッフにどさくさに紛れて雇ってもらった俺は、雑用を主にこなしていた。 いつの頃か役者が足りないとかで3、4秒の二言台詞をもらっては少しだけ練習して出演していた事もあった。 顔立ちもよかったからか(?)そのうち出番が増えてきたりして名のついた役まで貰えるようになっていた。 と、いってもいつも舞台レンタル料でいっぱいいっぱいの小さな劇団だったので、あまりたいそうな事は言えないが楽しかった。
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