龍の王

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龍明「はあ、はあ、はあ、っ」 龍虎国が火の海に包まれ、全てが崩れていく中…龍明は走っていた。 勢いよく森に駆け込む。 龍明「神龍!!」 そこで龍明が見たのは衝撃的な景色だった。 数人の天使に囲まれ、傷だらけになっている神龍の姿がそこにあったのだ。 天使A「あー、アイツこの国の王女でしょー?どうするー?消すー?」 神「させん!!」 龍明を襲おうとした天使が突然吹き飛び、目の前に神龍が躍り出る。 龍明「神龍っ!大丈夫?」 神「我は大丈夫じゃ。愛子よ、お主は生き延びよ。我も後を追う。じゃから行け!!」 神龍が叫んだとたん、龍明の足下に魔法陣が現れる。 龍明「待って!神龍!!ウチは神龍と____」 龍明が慌てて神龍に手を伸ばすが、神龍には届かず次に目に入ったのは何も知らずに揺れる原っぱ。 龍明「あ、あああ…あぁァァァァァ!!」 龍明は泣いた。全てを無くし…ただ、泣き叫んだ。 end.
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