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リニス「(いい加減話をしたほうがよいでしょうか・・・)」
思いだします、前のマスターを
リニス「(だとしたら私はもうマスターを救わない訳にはいきませんね.)」
ガチャ!
思いきってドアを開けた
晴哉「リニス・・・!!どうしたの?」
目を拭って笑いますが目は真っ赤です。
リニス「どうしたのはこっちの台詞です。晴哉?辛いんでしょう?」
晴哉の隣に座ります
晴哉「父さんと母さんのことで悲しんでたころにさ、友達に泣かれたんだ。『晴哉君の力になりたい!』ってさ・・・」
晴哉は続けました
晴哉「そのときいっしょに泣いちゃって・・・その後からはすっきり気持ちの整理ができたはずだったんだけど・・・リニスと暮らし始めてさ・・・」
言葉がつまりました。
晴哉「リニスをさっ、母さんと重ねちゃって、バカだよね?リニスはリニスなのに」
涙は溢れ続けてます。
晴哉「ごめん、ごめんね・・・」
いつもの口調ではなかったです。
きっと素の彼なんでしょう。
晴哉「リニスと母さんは違うのに、リニスはリニスなのに、俺は母さんを思い出して勝手に泣いてるんだ・・・」
いま着ているパジャマも普段着せてもらってる服も、全て晴哉のお母様のもの
晴哉は重ねてしまったんですね、焦がれてるんですね、母親に
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