1999人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は1人の女に縛られたくない。
というより、誰かと付き合うなんて面倒くさい。
別に女に困ることもなく、気が向いた時だけ関係を持つことに、
なんのためらいもなかった。
今までそうやってきたし、これからも変える気はない。
ただ、刺激が欲しかった。
俺を楽しませてくれる何かを。
『まあな。』と満面の笑みを見せる誠也さん。
『メンツはどうなっているんですか?』
『俺と隼人と圭太の3人だ。』
年はバラバラだが、みんな顔馴染みの奴らだ。
俺も思わず笑いながら誠也さんに提案した。
『俺も連れて行ってもらえないですか?』
『お前はダメ。』
『何でですか?みんな知ってるメンツだし。』
『ダメ。チャラい奴は却下されてるから。』
は?チャラい?俺が?
残念ながら俺には、そんな意識はない。
まあ一般的に見たら、その類になるのかもしれないが。
でも、刺激を欲している今、このチャンスを逃すわけにいかない。
なんとか誠也さんに頼み込み、段取りを取ってもらった。
人数が合わなくなったらしいが、俺には関係ない。
刺激があればいいのだから。
最初のコメントを投稿しよう!