出会い

6/6
前へ
/48ページ
次へ
時間も遅いので今日は前川の所に泊まることになった 「それじゃ竜崎君、とりあえず必要最低限の事だけは教えとくよ」 「そうだな」 「まず食事はちゃんと1日3回ちゃんと準備するんだよ?」 「何故だ?」 「君は食事をすると言う概念がないけど普通の人はちゃんと3食たべるんだよ」 「善処しよう」 この1つのやり取りで既に前川は不安になっていた 「後は…大丈夫だと思うけどとりあえず幼稚園はこっちで準備するからね」 「幼稚園?」 「さっき由佳莉ちゃんに聞いたけど由佳莉ちゃん5歳なんだって」 「そうだったのか」 「だから幼稚園が決まったらちゃんと送り迎えするんだよ?」 「俺がか?」 「それ以外誰がいるの?」 「必要なのか?」 「当たり前だよ…まぁ君は幼稚園とか学校には行っていないからね」 (ガキってのは思ったより面倒だな) 「1つ頼みたい事がある」 「分かってるよ、由佳莉ちゃんの家族のことでしょ?調べてみるよ」 「お前程の情報屋なら大丈夫だろ」 「僕は情報屋兼仲介屋だよ」 それを最後に二人も寝る事になった ーー翌日ーー 「世話になったな前川」 「お世話になりました」 竜崎と由佳莉がそれぞれ前川にお礼を言ってその場を後にした 「ここが俺の家だ」 「…大きいですね」 「そうか?まぁ入るぞ」 「はい!」 こうして最強の殺し屋と1人の少女が出会ったのである
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加