18歳

3/5
前へ
/19ページ
次へ
いつも通り部活に参加していると、 「ユウちょっとこっちこい。」 「どうしました?」 「お前、自衛隊の試験受けてみないか?」 絶対受けたくない。 高校は部活メインでほとんど遊べなかったし、正直まだ働きたくなかった。 どうやって断ろうか? 「まあ、親御さんと話して決めろ。」 ナイス監督! 親は自分で決めろとかいうはずだから大丈夫なはず。 「わかりました。今から連絡します。」 「もしもし?」 「いきなり電話してきてどうしたの?」 「いや、あのパ…監督が自衛隊の試験受けてみないかって。」 監督はコソコソとみんなから「パゲ」と呼ばれていた。 大事な試合前などは前日に頭をマッキーペンで頭を黒く塗っていたのでみんな笑いをこらえるのに必死だったのがいい思い出www 「いいんじゃないか?受けてみたら?」 「江?じゃあなくてえ?」 「モトハルとセイジも今年受験だから大学進学はちょっときついんだよな。だから、受けるだけ受けてみてくれ。」 MA☆JI☆KA☆ これは予想外DEATH☆ ちなみに俺には三つずつ離れた弟が二人いたりする。 「とりあえず、受けてみるわ。落ちたらよろしく。」 「ああ、わかった。」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加