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渋々監督の元へ行き受ける旨を伝えた。
「そうか!なら自衛官のフジモトさんに電話してくれ。」
めんどいなぁーと思いながらも電話をかける。
「すいません○○高校のユウという者ですが入隊試験の件でお電話させていただきました。」
「あっ、そうなんですか。ごめんなさい。試験の締切三日前までなんですよ。」
キタ━(゚∀゚≡゚∀゚)━!!
締切終わってるぅーーー!!!
ヒャッハー!!!!!!
上がりまくってるテンションを抑えながら残念そうに
「そう…なんですか。ありがとうございました。失礼します…」
電話切りながらニヤニヤが止まらない俺。
監督に締切の件を伝え部活に戻る。
フヒヒ。フヒヒヒヒヒヒ。
さあ、後輩共!かかって来いやぁ!!!!
今日の私は阿修羅をも凌駕する存在だ!!
部活で無双した後、携帯を見ると着信1件フジモトさん
……………果てしなく嫌な予感がするのは私だけだろうか…
否!
締切は過ぎていたはず!
とりあえずかけ直す
「もしもし?」
「もしもし!!いやーほんとはダメなんだけど○○高校さんにはいつもお世話になってるから、受かったら絶対入隊する約束してくれるんだったら無理矢理試験ねじ込むよ?」
ダメならダメでいいんだよ!!
あれか?
○○高校さんとはいつもお世話になってるからここで借り作らしといて今後もよろしくお願いしますフヒヒみたいな感じか!?
汚い!
不正ダメ!絶対!
駄菓子菓子!
ここまで言ってくれてる自衛官の人を無下に扱ったら後で監督に何て言われるかわかったもんじゃない。
………………「謹んで受けさせて頂きます…」
しょ、しょうがないじゃん!
うちのパ…パゲめっちゃ怖いんだよ!?
竹刀で太もも殴られ過ぎて授業中椅子に座れなくて空気椅子だよ!?
俺はまだ死にたくない!
こうして両親と監督とフジモトさんのすすめで自衛隊の試験を受けることになった。
まあ俺オワタ\(^o^)/
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