「1」

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さて、名残惜しいですが世間話はこれ位にして御用を聞かねばなるまい。 一時間目が始まってしまいますからね。 職員室にある時計は、間もなく一時間目が始まることを告げていた。 先生も一時間目に授業があるらしく 「んー・・・呼んだのは所属する委員会を選んで欲しかったからなんだけど時間無いねっ! とりあえずまだ空きがある委員会を纏めた紙があげるから考えといてね!それじゃあ!」 先生はそう言いながら俺に紙を渡すと、俺より目線一つ分くらい小柄で健康的な身体を忙しく上下に揺らしながら職員室を後にした。 俺はそれを仁王立ちで見送った。 ん?何故俺も急がないかだと? それは先生が走り去った後の残り香を堪能しているからだ。 因みに男は皆してるぞ。 多分な。
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