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「ほら、神社の外に出れたみたいだよ」
僕は後ろを振り返って言った。
「そうみたいだな…………」
「じゃあ、もう僕に用はないんだろう? 好きなところに飛んでいきなよ」
「そうしようかな…………」
なんか、顔が慌てているようだけど、気のせいなのだろうか。
でも、落ち着きもないし、まるで予想外のことでも起きたというような……。
予想外!?
僕は嫌な推測をしてしまった。
「君、まさか憑依の解除方法を知らないんじゃないだろうね?」
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