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土曜日は掃除、洗濯して食料調達、日曜日は久しぶりに一人でショッピング。
一人ランチもたまには楽しかったなぁと思いながら、一番気乗りしない月曜日。
めんどくさぁー…なんて思いながら出社。
アタシは同期の香苗とは違い、営業2部2課。
「おはようございまぁーす。」
そんな適当な挨拶をして自分のデスクに着く。
「片桐。ちょっと。」
課長に呼ばれ課長のデスクへ重い腰を上げる…今、座ったばっかなんですけど。
「はい、課長。何でしょうか?」
「近々、一人、営業4部から新しくここへ異動してくる。お前の隣の席にするから、異動の手続きを各部署へ相談しながらやってやってくれ。」
えぇー!!なんつー面倒な…新入社員でもあるまいしそんなの自分でできるっしょ!?
とも勿論言えず…
「はい…。わかりました。それでその方はいつ頃こちらへ異動して来るんでしょうか。」
「向こうの準備が整えば、明日以降だ。」
ってか、近々じゃねーし。明日!?今日のアタシの仕事の予定が狂うじゃん!!
会社の決まり事に一般社員のアタシが逆らえる訳もなく、何でこんなに急なのかと腹立たしく思いながらも、課長へ承知しましたと、返事をしたのだった。
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