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次の朝は早く起きてしまった。
パパは早朝からゴルフでいない。
ゴルフ仲間の社長の車で出掛けたようだ。
私は運転手さんが部屋に来たのを知り
運転手さんに内緒の話をした。
「実はさ、ママには内緒にしてね。詩織ん家に行くと嘘を付いて あの鯉のいる公園 に連れて言ってくれる?」
「はい、了解ですよ。内緒は守りますよ」
私は安心した。
「ママ、昼前に詩織ん家に遊びに行くからね」
「そう、運転手さんに乗せて貰いなさいね」
「はーい!」
成功したわ。
後は時間を待つわ。
私は着て行く物をクローゼットから出していた。
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