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なんか凄い事になりそうな話だな。
「相澤の父親って 先祖代々の繋がりのプレジデントだよな?なんか昔にしでかしたのかな?」
私は黙って名取の話を聞いていた。
「でもさ、知らないでいた方が幸せかもな。知りたいのか?本当の事を?似てなくても親だよ。ああ…DNAを調べれば簡単に答えが出るよ」
「DNAを調べるには何が要るの?」
「お嬢さん?知らないの?参ったな!唾液や血液だよ。小量のそれを機関に出すんだよ。百パーセント解るよ」
「やってみる。何か母さんのを採集して 病院に聞きながらやるわ、幾らかかるかしら?」
「カードは有るだろ?今はカード払いはできる筈だ」
「うん。ありがとう、他人か親かが解るんだね。解るだけで充分だわ」
「お嬢さん?慰めてやろうか?」
名取は何故か母親は乳母と決めているような発言。
私の手を名取は握ってきた。
意外だわ……。
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