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「だってさあ、先生も言ってたもん」
すみちゃんに詳しく聞いたところ、先生は俺の事を大分好いていたという。
『時雨は、イイ顔してるしモテるよなあ』
そんな事も言っていたらしい
「まあ、嫌われてるより良いけどね」
時雨は軽い口調で返事した。
*
放課後、帰りの会をすませ帰ろうとしていたところだ
「時雨、ちょっとこれ、手伝ってくれないか」
「え、まあいいけど・・・」
プリントを大量に抱えている先生はほっとため息をし助かるよ、と言って半分より少なめの量のプリントを時雨に渡した。
会議室まで運び、机にどさりと置くと「もう帰って良い?」と時雨がランドセルを背負い直した。
すると、とっさに先生はドアの鍵を閉めた。
「? せんせ・・・?」
「時雨は可愛いなあ、」
先生が時雨をそっと抱きしめる
「ちょ、ナニしてんの」
まだ小学生の時雨はか細い腕で必死に抵抗した。
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