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ある日突然翔太に電話がかかってきた。
それは二葉からで、明日どうしても聞いて欲しい話があるから聞いて欲しいとのことだった。
もちろん翔太は快諾したが、二葉の様子がおかしかったので不安になり、その日は良く眠ることができなかった。
そして、気づけば朝だった。
サッカーの全国大会に出た時以上の緊張が彼を襲った。不安の種が現実の物にならないことを心から願っていた。
どうしてこう現実とは残酷なのだろうか。
学校が始まる前に密かに会う約束をしていた彼女の背中は震えていた。それは寒さから来たものではなかった。
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