忘れもしない過去

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二葉は翔太が公園に着いたのを見るや否や走りよって抱きついた。 タックルの様な形になり多少よろめいたが、持ち前の筋力でそれを受け止めた翔太。 彼女が口を開いてすぐ出てきた言葉は「ごめんね」だった。 生まれたての赤ちゃんの様に力の無く泣いている二葉のことを、翔太は黙って抱きしめていた。
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