忘れもしない過去

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神は二物を与えないなんて言葉があるが、彼は外見さえも良かった。 そんな彼は学年中の女子達の注目の的だったどころか、別学年や他の学校の女子の中でも人気である。 そうなると男子からは嫉妬の嵐が・・・・・・なんてことが普通なのかもしれないが、彼は持ち前の能力を自慢することもなく人当たりも良かったので、男子からも人気と信頼を得ていた。 そんな少年は、とくに美人なわけでもなく、何かが物凄くできるというわけでもない、ごくごく普通の少女に恋をしたのだった。 少女は少年の外見ではなく中身に惹かれていた。 その事に気づいた少年も次第に少女に引かれていったのだ。 少年は少女に告白をして、相思相愛の微笑ましいカップルがここに誕生した。
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