15人が本棚に入れています
本棚に追加
それにより多少は収まったいじめだったが、無視や小さないやがらせは続き、初めは二葉を庇っていた生徒達も近づかなくなっていった。
おそらく何か脅されたのだろうと二葉は庇っていてくれた生徒を恨むなんてことはせず、むしろ今まで庇ってくれたことに感謝していた。
二葉からその趣旨をメールで密かに受け取った生徒の何人かは涙を流して悲しんだが、次に自分が標的にされてしまうという恐怖に打ち勝つことは出来なかった。
そして露骨に翔太と二葉を引き離す生徒達によって二葉は長い間孤独の中過ごしていた。
翔太の必死の努力の甲斐もなく、そのまま時は過ぎ、夢の内容へと繋がる最悪の展開となってしまうこととなる。
最初のコメントを投稿しよう!