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そして、同時に受験生でもあった。
文武両道を掲げる進学校だった私の学校は6月の高校総合体育大会（通称、高総体）が終わり、運動部が一斉に引退すると、待ってましたというように課外授業が始まり、そこからは勉強漬けだった。
私の生まれ育った場所は岩手県の田舎であった。
ちなみに、東日本大震災で全国から注目を集める地域の一つになってしまった場所である。
そんな田舎では通塾は一般的ではなかった。塾は市の中心部に偏り、通いにくいという理由もあると思う。
そんなわけで、高校の課外授業で予備校並みの授業が展開されるのである。
そのため、夏休みも朝から晩まで学校に缶詰めで、正直ストレスも溜まっていた。
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