0章 まさかの事故

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そして、冒頭の時間に戻る。 夏とはいえ、この時間はほんのり暗くなり始めていた。 築30年くらいのボロ校舎にはエアコンがないので、暑い時は窓を開けているのだが、その開けられた窓からだいぶ涼しい風が入ってきていた。 私はこの日、前日だからという理由と背が高いという理由でクラスメートに頼まれて準備に出ていた。 しかし、相変わらずやる気はなく、頼まれた仕事しかしない有り様だった。
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