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毛利方は、七尾城の益田元祥500の備えに、吉見正頼1000を置き。
七尾城の北東の辺りの小高い山に、陣取る尼子勝久軍に対して…。
先陣中央に内藤隆春1200。
内藤隊左翼に飯田弥五郎900。
内藤隊右翼に仁保元豊900。
第2陣に口羽通良2000。
第3陣に吉川経信本隊3000。
という布陣で尼子軍に備える。
一方の尼子方は…。
先陣に繁沢元氏1200。
第2陣左翼に加藤彦四郎1000。
第2陣右翼に池田甚四郎1000。
第3陣左翼に小笠原長旌50。
第3陣右翼に佐波隆秀300。
第4陣に出雲衆を中心とした尼子勝久本隊3000。
といった布陣で毛利軍に対する。
小高い山に本陣を据える尼子勝久は、今回が初めてとなる野合戦の指揮である。
空は晴天、雲一つない蒼く透き通った空が何処までも続き、心地好い海風が四つ目目結い紋の尼子の軍旗を、緩やかに動かしている。
勝久は初の野合戦の指揮に、緊張して軍配をｷﾞｭｯと握り締めていた。
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